カナダ輸入住宅とは
カナダの自然が育んだ理想の住まい「カナダ輸入住宅」
カナダ輸入住宅全国NO.1(カナダ大使館調べ)の実績。2×6工法による高断熱・高気密輸入住宅。世界でも最高のレベルの厳しい環境基準や省エネ基準を設けているので、厳しい気候にもかかわらず、気密・断熱性が高く、一年中快適です。
カナダは住宅先進国
経済協力開発機構(OECD)によると、カナダは世界でもっとも住環境の整った国のひとつであるとされています。住宅はほとんどが全館暖房を備え、そのうちの多くは全館空調設備を備えています。
カナダは自然環境保全の考えから、住宅や建材に関する各種規制の厳しさは群を抜いており、更にその厳しい寒さのため、断熱・気密技術、省エネ効果の高い窓や外壁ドア、高効率の暖房・熱交換システムなどの分野で、実に多くの技術開発や改良が行われてきました。その結果、エネルギー効率が高く、快適で、安全な住宅が開発されてきました。カナダの最新の住宅が消費するエネルギーは、30年前の住宅の25%以下。しかもより安定した、快適な室内環境を実現しています。
また、国内に優良な住宅ストックが増えれば住宅の寿命が延び、環境に負担をかけないという考え方から、耐久性の高い商品を公的機関が率先して開発し、民間に無料で開放した。各企業の利益を超えて環境を優先している姿勢がカナダは住宅先進国といわれている一つのポイントでもあります。
2×4工法は北米が発祥
1830年代の北米大陸はヨーロッパからの移民が多く、大量の住宅の供給が必要になりました。その頃の北米の住まいは日本と同じように複雑で高価な構造による家が中心でしたが、移民の開拓地では熟練した職人や木材を手に入れることは不可能でした。そこで、シカゴのワシントン・スノウ氏によって「バルーンフレーム工法」(籠フレーム工法)が開発されました。
バルーンフレーム工法の特徴は土台から2階の軒桁までの通し柱(スタッド)で壁を構成し、床根太はスタッドに直接釘打ちされている点にあります。複雑な欠き込みを必要とせず、製材品を連続的に釘打ちすることで空間を構成するため、職人の技術に頼らなくても家が建てられるようになりました。また、使用する製材の断面が小さいことや、少人数での施工が可能になったことにより、大幅なコストダウンになり、一気に北米大陸全体に普及しました。
その後、徐々に改良され第二次世界大戦後には一歩進んだ「プラットフォーム工法」が誕生。プラットフォーム工法はそれぞれの階で床組み(プラットフォーム)を構成し、その上に軸組みを立ち上げていく方法をとっており、床組みとして組まれた作業台の上でその階の壁を組み、これを起こして上の階のプラットフォームを構成する架台としていくものです。このように組んだ床を次の作業スペースとして活用し、効率的な建築を可能としたところが特徴です。この工法は様々な地方の風土や建築規制にも柔軟に対応できる設計の自由度をもち、しかも1階と2階のフレームを2〜3人で組み立てられるので、たちまち全米に広がりました。
現在、カナダでは木造住宅の約90%以上がプラットフォーム工法で建てられています。また、日々様々な改良が加えられており、一部の高級住宅には2×4材を上回る2×6材を用いたものもあります。今では世界のスタンダードな工法として、ヨーロッパ各国、オーストラリア、ニュージーランドなど、世界各国に普及しました。日本で2×4工法と呼ばれているものはこのプラットフォーム工法を下敷きとしているものです。